英国靴の聖地ノーザンプトンで生まれた TUSTING
タスティング社は1875年、英国中部ノーザンプトン郊外に初代ロバート・タスティングが革をなめすタンナーからビジネスをスタートさせたことから始まりました。
以来130年の長きにわたり、英国における皮革業において、上質なレザーを扱うことに掛けては、かのコノリー・レザー社と並ぶ評価を得てきました。
というのも、タスティング社の地元であるノーザンプトンは別名、上質な英国革靴の聖地とも呼ばれている場所であり、タスティング社は、長年にわたりチャーチ、エドワード・グリーン、チーニー、ジョン・ロブ、クロケット・アンド・ジョーンズといった英国を代表する高級靴の製造業者に最上級のレザーを供給してきたからです。
1990年、それまでの皮革業における源流部分での高い評価をもとに、自社ブランドによる皮革製品の生産を開始しました。
そのコレクションの中には、チャールズ皇太子も愛用する「フィッシング・バッグ」やハンティング用の「ガンケース」などのアウトドアラインや、ビジネスラインがあります。
時を同じくして、王室御用達のロイヤル・ワラントを有するエッティンガー社のOEMをスタートさせます。(OEM:他社ブランド製品の製造)
現在では、エッティンガー社以外にも世界で最も名高い高級車、アストン・マーティン社や英国の老舗バイクメーカー、トライアンフ社も顧客企業に名を連ねています。タスティングの鞄が、アストン・マーティン社に正式採用されるオフィシャル・バッグであることは、あまり一般的に知られていません。また、トライアンフ社のオフィシャル・サドルバッグを、タスティング社が製造しているということも、これまた知る人ぞ知る事実です。
写真:(左)フィッシング・バッグ (右)ガンケース